ここでは例としてゲーム配信者がどのような活動を今までしてきたのかを調べて、「チャンネルを伸ばすポイント」をまとめました。配信者名は伏せます。
また元々別の動画サイトで活動していたようなゲーム実況黎明期から活動している方は外しています。キャリアの長さとゲーム実況というものが当たり前でなかったゆえの先行利益があります。
それらを抜きにしてYoutube一本で活動をはじめて、チャンネルを大きく伸ばした方を参考にしています。
サンプル1.企画系配信者
活動遍歴(5年)
- 初期
攻略・解説系動画と企画系動画を投稿、生配信はほとんどやっていない - 中期~現在
動画のスタイルは変わらず。シンプルなプレイ動画も投稿
特徴
- 丁寧・ボキャブラリー豊富・ハイテンポで競馬実況のような語り口調が特徴
- 遊びの幅が広い、もしくは難度の高いゲームを好んでプレイ
- オリジナル性の高い企画動画
特化系チャンネルで活動しているゲーム配信者。
この方は活動初期から自分が好むゲームや動画の方向性が一貫しています。難度の高いゲームいわゆる「死にゲー」ジャンルや自由度の高いオープンワールドゲームを好んでプレイ。
何といっても一番の特徴は「オリジナル性の高い企画動画」。
開発者ですら想定できない遊び方や攻略法、システムの裏をつくようなゲームプレイを見せてくれます。そのうえトーク力も高い。
現在は攻略・企画動画の頻度は下がり、シンプルな実況動画を出すことが増えましたが、多くのファンがついているので再生数は高いです。

登録者数が3万人くらいのとき、おすすめに上がった動画を見て知りました。
「この人はこれからもっと伸びるな」と感じるくらい配信者としての完成度が
はじめから高かったですね。実際、現在は登録者数が40万人以上を突破しています。
サンプル2.攻略系配信者
活動遍歴(10年)
- 初期
顔出しをしており、雑多系でシンプルなゲーム実況を投稿 - 中期
縛りプレイなど徐々に企画系動画を投稿するようになる
攻略・情報系動画に完全シフト - 現在
攻略系配信者として確立し活動を続ける
特徴
- 一部のゲームを専門的に扱いブランディングが明確
- 解説動画の作りが丁寧でわかりやすい
- 攻略だけでなく最新情報を必ず取り上げるのでファンからの信頼性が高い
- 更新頻度が高い
2人目はごく一部のゲームのみを専門に攻略・最新情報を発信する特化系配信者。
配信者歴は長いのですが、有名になったのはここ5~6年と最近です。
この方を取り上げたのは、初期・中期・現在で活動内容をガラッと変えていたため。戦略的に活動内容を変えていき、チャンネルを伸ばすことに成功しているからです。
初期はいたって普通の顔出しゲーム実況を投稿していました。ゲームジャンルもバラバラ。
再生数は1000~9000前後で少なくはありません。しかし、10年前となると今ほど競合が多いわけではないので当時としては伸びていない部類です。
そこから縛りプレイなどの企画系動画を出すようになり再生数が少し伸びました。さらに攻略・情報発信に活動をシフトさせた結果、チャンネルが大きく成長しました。現在もその方向性で活動しています。
かなり精力的に活動しており、動画投稿は毎日、生配信も週5日と更新頻度が高いです。

私も情報が欲しいときにこの方の動画をチェックしています。
解説が丁寧でわかりやすく、マメに活動しているからこそ、
「この人の動画をチェックすればわかる」と信頼できるんですよね。
サンプル3.エンタメ系配信者
活動遍歴(6年)
- 初期
攻略系動画をメインに投稿 - 中期
顔出し+実写のネタ動画を投稿、動画がバズり一躍人気に - 現在
攻略と実写ネタの独自路線を継続
特徴
- 攻略・情報動画と実写のネタ動画をこなす独自路線
- ゲームの腕も確かで、ネタも時事ネタの扱いが上手い
最後は少し特殊なルートでチャンネルを伸ばした方です。
初期は攻略動画を投稿。
そこから実写のネタ動画を投稿。それがバズり、一気に知名度を上げたのです。
バズったのはネタ自体がゲームあるあるや共感ネタを上手く動画にしたというのもありますが、動画が大体2~3分のショート動画だったからです。
今こそショート動画が当たり前になっていますが、流行る前にショート動画に近いコンテンツを先んじて出していたのがバズった要因でしょう。
しばらくネタ動画の投稿を続けましたが、元の攻略動画も復活させコンスタントに出すようになり、攻略とネタの二刀流配信者としての地位を確立させました。
攻略動画からいきなり実写のネタ動画というのはかなり特殊なシフトの仕方です。
しかし実写のネタ動画は思いつきや勢いではなく、伸び悩んでいたチャンネルを伸ばすための意図的な戦略だったそうです。(本人談)

ちゃんとおもしろいネタもできるってうらやましいですね・・・。
こういうネタ系ってウケるかどうかはやってみないとわからないのに、
チャンネルを伸ばす戦略として実行した行動力がすごいです。
チャンネルを伸ばすポイント
この3名から学べる「チャンネルを伸ばすポイント」があります。
- 動画コンテンツがチャンネルを伸ばす土台
- 現状を変える・挑戦する
- だれもやってないことを見つける
まず共通していることはみんな「動画投稿」からスタートしていることです。
「視聴者にとって有益な情報を伝える」という情報発信の基本を忠実にこなした結果、評価されたわけです。
しかし、それだけでチャンネルが大きく伸びるかどうかはわかりません。同じような方向性・コンテンツを出す競合チャンネルが多かったり、視聴者のニーズやトレンドに合わないなどの外的要因で伸び悩むこともあります。
となれば「次の手」を考えてどんどん挑戦していくことが必要です。
「ゲームジャンルを変える」「企画動画に挑戦する」などありますが、「だれもやってないこと」を狙うのが一番です。
今活躍している配信者の活動内容や、すでにやっていることを調べ上げ「まだやっていないこと」を見つけ出す。
「もうやり尽くされただろ」と思えるかもしれませんが、「本気でチャンネルを伸ばす」なら避けて通れない道です。
まとめ
「ゲーム配信をはじめて、いつの間にか伸びていた」
なんてことはありません。
大きく伸びた配信者でも伸び悩んだ時期が必ずあります。
「どうすれば伸びるのか」を「真剣に悩める人」が伸びるのでしょう。
これからはじめる人、そして今伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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