ゲーミングPCを選ぶとき、「どれくらいの予算があれば、自分のやりたいゲームを快適にプレイできるのか」が一番気になりますよね。
この記事では 10万円~30万円以上 までを4つの価格帯に分け、それぞれの性能と良いところ・注意点を解説します。
10万以上~15万円以内
特徴
良いところ
- エントリークラス
- フルHD解像度で動作環境が軽いゲームであれば十分動く
- 低価格なので入手しやすい
注意したいところ
- PCの全体的な性能がかなり低め
- 動作環境が重い最新ゲームはスペック不足になる可能性が高い
- メモリ・ストレージが物足りず、カスタム必須
- 2年くらいでPCスペックがゲーム環境についていけなくなる
この価格帯はエントリークラスと呼ばれ、価格と性能がもっとも低いゲーミングPCです。
パーツ基本構成例
| CPU | Ryzen 5 4500 |
| GPU | RTX5050・5060 RX7600 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 500GB SSD |
スペックは必要最低限
CPU・GPUは最低限の性能になるので、プレイするゲーム・解像度・画質設定はかなり限定されてしまいます。動作環境が重い最新のゲームだとスペック不足でプレイできない可能性も。
メモリ不足のリスク
グラフィックが重くないゲームでもメモリを10GB以上使うゲームは意外にあるので「メモリ不足でゲームがプレイできない」ことも起こります。
「メモリ不足」はフレームレートの低下やカクつきを起こすだけでなく、ゲーム自体が強制終了することもあります。ゲーミングPCにとってメモリ不足は致命的です。
ストレージも小さい
ストレージもSSDですが容量がたったの500GBしかないので、100GB前後が主流の最新ゲームだと多くても4本しか入りません。
「もっと容量の大きいストレージにすればよかった」とストレージ不足は後悔しやすいポイントです。
PCスペックがすぐに時代遅れになる
ゲーム環境の進化は今かなり早いです。
スペックがギリギリのPCだと、2年もすればより高い動作基準になってしまい、すぐにPCの性能が足りなくなってしまいます。
そうなるとパーツを交換するか、PCを買い換えなくてはなりません。
こんな人におすすめ
- 遊びたいゲームを明確かつ限定している(軽めのeスポーツ系・インディーズ系・数年前の古いゲーム)
- 画質・解像度は低い設定でも気にしない
- メインではなくサブPCとして手ごろなPCが欲しい
参考PC
| メーカー | 品番 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パソコン工房 | iiyama PC LEVEL-M1P5-R45-DEX 詳細はこちら | Ryzen5 4500 | Radeon RX 7600 8GB GDDR6 | 16GB(8GB×2) | 500GB NVMe対応 M.2 SSD | 109,800 円 | |
| ドスパラ | GALLERIA RM7R-R35 詳細はこちら | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 3050 6GB | 16GBメモリ | 1TB Gen4 SSD | 134,980円 | Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版 旧モデルのため処分特価 |
| FRONTIER | FRGHLB550/5060 詳細はこちら | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 5060 8G | 16GBメモリ | 1TB M.2 NVMe SSD | 149,800円 |
15万円~20万以内
特徴
良いところ
- エントリークラス(真)
- フルHD解像度ならどのゲームも十分動く
- パフォーマンス重視なら100~200FPSでプレイ可能
- 初めてゲーミングPCを買うならこの価格帯がおすすめ
注意したいところ
- 高画質・高フレームレートの両立は重いゲームではむずかしい
- やりたいこと増えると性能に不満が出てくる
- メモリ・ストレージはメーカーの基本構成ではカスタムが必要
基本構成例
| CPU | Ryzen7 5700X インテル Core i5 14400F |
| GPU | RTX 5060・5060 Ti (8GB) Radeon RX 9060 XT (16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 500GB SSD~1TB |
真のエントリークラス
この価格帯が本当のエントリークラスと言えます。
この価格帯は軽いゲームはもちろん快適にプレイできますし、パフォーマンスにこだわらなければ重いゲームも動きます。
最初に買うならこの価格帯
初めてのゲーミングPC、メインPCを購入するなら一番おすすめしたい価格帯です。
「スペック不足でやりたいゲームができない」という危険性がまずないのが安心できるところです。
こんな人におすすめ
- 初めてゲーミングPCを買う人
- 予算は抑えたいけど、メジャーな最新ゲームもプレイしたい
参考PC
| メーカー | 品番 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格(基本構成) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パソコン工房 | iiyama PC LEVEL-M27M-144F-RK3X 詳細はこちら | Core i5 14400F | GeForce RTX 5060 | 16GB(8GB×2) | 500GB NVMe対応 M.2 SSD | 151,800円 | |
| ドスパラ | GALLERIA XGR7M-R56T8G-GD 詳細はこちら | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 16GBメモリ | 1TB Gen4 SSD | 189,980円 | Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版 |
| FRONTIER | FRGHLB550/9060 詳細はこちら | Ryzen 7 5700X | AMD Radeon RX 9060 XT (16GB) | 32GB (16GB x2) メモリ | 1TB M.2 NVMe SSD | 164,800円 |
20万円~30万円以内
特徴
良いところ
- ミドルクラス
- フルHD解像度なら240FPSの高フレームレートも狙える
- WQHDの高解像度ワイドモニターでのプレイ体験も視野に入る
- 画質重視でもFPS重視でもゲームに合わせてプレイ可能
- ゲーム配信や動画編集作業も本格的にできる
注意したいところ
- 4Kは少し厳しい
- パーツ構成に幅があり注意しないと損な買い物になることも
パーツ基本構成例
| CPU | Core i5 14400F、Core i7-14700F、Ryzen7 5700X・7700 |
| GPU | RTX 5060Ti・5070、RX 7600・7800XT |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ | 1TB SSD~ |
やりたいことは大体できる
基本的にどんなゲームも高画質・高フレームレートにプレイできるスペックで「ゲーミングPCを買ってよかった」と満足感が高い価格帯です。
ゲーム配信、動画編集のような処理の重い作業もこなせるので、PCを使ってやりたいことに何でも挑戦できます。
WQHDの高解像度でのプレイ体験
フルHDだけでなく、WQHDの解像度でも快適にプレイできます。
WQHDなら27~30インチの大型モニターで迫力あるゲームプレイもできます。
パーツ構成に注意
この価格帯だとパーツ構成の幅がかなり広くなるので、「一見良さそうでも実は良くないパーツ構成」も出てきます。とくに気を付けたいのが「CPUとGPUの組み合わせ」。
GPUに対してCPUの性能が低すぎるとボトルネックが発生しGPUのパフォーマンスが落ちます。
ミドルクラスのGPUなら同等か少し性能が上のCPUを組み合わせることが大切。
バランスのいい構成例
- Ryzen7 5700X × GeForce RTX 5060Ti ← バランスが良い◎
バランスの悪い例
- Ryzen 5 4500 × GeForce RTX 5060Ti ← CPUの性能が低すぎる×
こんな人におすすめ
- やりたいゲームは何でもプレイしたい
- ゲーム配信・動画編集もやりたい
- プレイ環境(解像度・画質・フレームレート)にこだわりたい(4Kは除く)
参考PC
| メーカー | 品番 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パソコン工房 | iiyama PC LEVEL-M8A6-LCR78D-TTX-MSI 詳細はこちら | Ryzen 7 7800X3D | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB | 16GB(8GB×2) | 1TB NVMe対応 M.2 SSD | 296,780円 | |
| ドスパラ | GALLERIA XPR7A-R57-GD 詳細はこちら | Ryzen 7 7700 | GeForce RTX 5070 12GB | 16GBメモリ DDR5 | 1TB Gen4 SSD | 254,980円 | Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版 |
| FRONTIER | FRGPLMB650B/SG2 詳細はこちら | AMD Ryzen 7 7800X3D | NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB | 32GB (16GB x2) | 1TB M.2 NVMe SSD | 289,800円 |
30万円以上
この価格帯の特徴
良いところ
- ハイエンドクラス
- WQHD解像度で高フレームレートが出せる
- 4K解像度でも60FPS以上で快適にプレイできる
- できないことは何もない
注意したいところ
- オーバースペックで無駄な買い物になってしまう
- PCの性能に見合う周辺機器にも費用がかかる
パーツ基本構成例
| CPU | Core Ultra 7 265F 、Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | RTX 5070 Ti・5080、RX 9070 XT |
| メモリ | 32GB~ |
| ストレージ | 1TB SSD~ |
最高レベルのゲーミングPC
ハイエンドクラスでできないことはありません。
このレベルのゲーミングPCなら4K解像度の精細なグラフィック、今の時代の「最高レベルの環境」でゲームがプレイできます。
必要以上のものを買って宝の持ち腐れにならないように
強いて問題点をあげるとすれば、使用者がちゃんとハイエンドPCを使いこなせるかどうかです。
「結局軽いゲームしかやってない」
「わざわざこんなに高いPC買わなくても良かったかも」
と必要以上の買い物だったと後から気づくことが多いです。
周辺機器のグレードも同等に
またハイエンドPCにはそれに見合う周辺機器も必要になります。
とくに「モニター」です。4Kでプレイするなら当然、4Kモニターが必要になります。
4Kモニターなら5万円以上はするので周辺機器の購入費用も高くなります。かといって「モニターはフルHDで妥協するか」となればPCの性能をただ持て余すだけになってしまいます。
eスポーツに挑むなら
「eスポーツゲームを本格的に始めるためにフレームレートを最優先にしたい」
「PCの性能差で勝負に負けたくない」
といったPCのパフォーマンスに極限までこだわりたい人なら選ぶべきです。
こんな人におすすめ
- 現時点での最高の環境でゲームを楽しみたい
- eスポーツに全力で挑みたい
参考PC
| メーカー | 品番 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パソコン工房 | iiyama PC LEVEL-R776-147F-UKX 詳細はこちら | インテル Core i7 14700F | GeForce RTX 5070 Ti 16GB | 32GB(16GB×2) | 1TB NVMe対応 M.2 SSD | 339,700円 | |
| ドスパラ | GALLERIA XDR7A-R58-GD 詳細はこちら | Ryzen 7 9800X3D | GeForce RTX 5080 16GB | 32GBメモリ | 1TB Gen4 SSD | 444,980円 | Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版 |
| FRONTIER | FRGHLMB650/SG2 詳細はこちら | Ryzen 7 9800X3D | GeForce RTX 5070 Ti | 32GB (16GB x2) | 1TB M.2 NVMe SSD | 344,800円 |
予算ごとのゲーミングPCの性能
各価格帯のゲーミングPCをおさらい
| 価格帯 | モデル | ゲーム環境 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 10万~15万円以下 | エントリー(サブPC) | フルHD 低・中画質 動作環境:低 | ☆ |
| 15万~20万円以内 | エントリー | フルHD 高画質 動作環境:低~中 | ☆☆☆☆ |
| 20万~30万円以内 | ミドル | フルHD・WQHD 最高画質 動作環境:高 | ☆☆☆☆☆ |
| 30万円以上 | ハイエンド | フルHD・WQHD・4K 最高画質 動作環境:最高 | ☆☆☆ |
一番大事なのは自分が何のゲームをどのくらいの画質・FPSでプレイしたいかを明確にすることです。


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