【備忘録】グラボの用語、スペックの見方

グラボを選ぶときに専門用語をいろいろ調べたので書き残しておきます。グラボをチェックするときにまず大事だと思ったことが2つ。

  • 基本スペックが前の世代よりパワーアップしているか
  • 最新の技術が向上しているか

基本スペックはコア数・VRAM・バス幅・クロック数のことでグラボの地の性能はここで決まります。

技術面でいうとレイトレーシングとDLSSの2つです。

コア

cudaコア
映像、画像データを処理するもっとも基本の演算回路です。
数が多いほど複雑なグラフィックを早く処理できます。WQHD、4Kなどの高解像度でゲームをプレイするにはコアの数がかなり必要。

Tensorコア
ディープラーニングに特化したコア。DLSSによる追加フレームを生成するときに働きます。tensorコアが元のゲーム映像をもとに「次こういう画像が必要だろうな」と自ら判断して生成している。Tensorコアが独立して処理しているのでCPUやグラボに負荷をかけずにFPSを向上できます。

RTコア
レイトレーシングによる映像処理専門のコア。光と反射、映り込みといった表現を向上させることでゲーム映像のリアリティ感が上がる。

VRAM(ビデオメモリ)

VRAMは画像データ専用のメモリ。メインメモリとは異なります。容量が多いほど高グラフィック、高解像度のゲーム映像を処理できる。VRAMが足りない状態だとゲーム側がグラフィックを簡略化して表示するようになり、いわゆる「画質崩壊」が起きてしまう。

メモリバス幅

メモリが一回で転送できるデータ量を指します。数字が多いほど大量のデータを送れるので映像処理のスピード、つまりFPffに影響します。バス幅が小さいと大きいデータだと何度も送らないといけないので処理が遅れFPSが低下します。

クロック周波数

1秒間にこなせる命令の処理数。~GHzの数字が大きいほど処理性能が高いです。

レイトレーシング

光と反射をよりリアルに表現する技術。日光や照明の光に人や物が当たる表現は、今まで最初から決められたテクスチャを張り付けて表現していました。
レイトレーシングは光源の強さや当たる角度をその場で計算して映像処理します。物体の光り方や影のつき方、水たまりの映り込みなどをより微細に表現できるようになりました。

DLSS

Tensorと説明が被りますが、FPSをCPUやGPUに負荷をかけずに向上できる技術です。Tensorコアが元のゲーム映像から学習し、必要な映像フレームを計算して表示させます。

用語を知っておくとグラボ選びに失敗しない

新しく登場するグラボのすべてが前の世代よりも優秀というわけではないのがグラボ選びの難しいところ。「ここの性能は上がったけど、あっちの性能は下がっている」ということもザラにあるようです。(RTX4000番台はとくに悩ましいモデルが多い)

全体的な性能はそこまで向上していないのに価格が高い、つまりコスパが悪いモデルがだいたいどの世代にも出てきます。なので基本用語を知っておくとほかのグラボと比較してどちらが良いものかわかるようになります。

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